物語の中の主人公がその物語を書いている現実の人間に打ち勝つことは不可能だ。
しかし、この現実さえも言ってみればそんな物語の一つとして機能していることは明白であり、
そこにはどうしたって動かせない意思や現象が存在する。
メニューに載っていない料理を注文出来ないように、
深海で生活出来ないように、
宇宙を金では買えないように、
僕らはある程度限定された世界を生きている。
だからこそ、人はその外側を夢見る。
不可能だからこそ、そこにある可能の可能性を求める。
絶対という言葉はない。
何事にも例外は存在する。
人が想像出来ることは全て起こりうる。
しかし、それは
人間であるという概念を離れては成立しない。
人がセロリになることは
少なくとも人である以上絶対に不可能だ。
今置かれた現実をどう生きるか。
現実の中にしか選択肢は存在しない。














