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街は人そのもの。
神父の湯
遅い盆休みを終えて、別府から東京に戻っている。今飛行機は四国の真上辺りだ。

4年ぶりの故郷の山や海や星空は、少年時代の記憶と違わず美しく輝いていた。扇山や別府湾、温泉の煙が立ち登る街並はあの頃のままだ。歳を重ね、見た目は年老いた両親もまだまだ元気で、今年98歳になる祖母も僕との会話を楽しみにしていてくれた。
妻も含め家族で食卓を囲み、母の手作りのご馳走をたらふく食べた。久しぶりに会った妹とはカラオケでデュエットし、甥っ子達の運動会にも参加した。近所の野良猫も相変わらずの可愛さだ。(猫の写真はまたの機会に)

変わらないなと思う一方で、変わりゆくものもある。
新築のマンションをいくつも見掛けたり、馴染みの店が跡形もなくなっていることに気付いたり、近所の道路が4車線になっていて驚いたりもした。様々なアートプロジェクトや新たな観光施設でデザインされた別府は、クリエイティブな街に生まれ変わろうとしている。

きっと、別府という街はこれからも変化してゆくのだろう。それは全ての街に当てはまることかもしれない。
だけど僕の中にある故郷の素晴らしさはいつまでも変わらない。昔そこにあったものがなくなってしまっても、僕は思い出を失ったりはしない。
それは、ここに住む人々が街そのもので、思い出は昔を懐かしむためだけじゃなく、未来をよくする為にあるからだ。

東京神父

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Photo Gallery 2017.9.26-10.3 | 撮影:東京神父 | All Photo by Sinpu Tokyo.